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とべぶんプロジェクト「あの時のわれりゃ」レポート

もう9月が終わろうとしています。とても涼しくなってきました。

2011年から毎年続けてきたとべぶんプロジェクトのイベント。
今年もなんとか開催できて、次へ向けてたくさんの課題が見つかってしまいました。
こうして続いていくのだなあ。

イベント後すぐのレポートはとべぶんプロジェクトブログにのせております。
全体のレポートも泰山咲美ちゃんが書いてくれています。会場の様子等もとべプロのブログの方でぜひご覧下さい!
あの時のわれりゃレポート@重松まり絵
あの時のわれりゃレポート@泰山咲美

今回私が作った作品は4つ!

まず一つはメンバーみんなで描いた障子絵!



障子にはいつか絵を描きたいと思っていたので描けて良かったです!みんなで一つのものを作るのは構想を練る段階がとても難しく、一度もう今回はやめとこうか、という話しも出てきましたが、
無理にでもやってよかったと思います!流れる川と回り続ける水車を描いた作品。この作品のおかげで私たちはこのイベントの目的やテーマを言葉だけじゃなく体験として共有できたように思います。

2つ目はとべぶんプロジェクトメンバーの泰山咲美ちゃんのご実家である泰山窯さんにお邪魔して作らさせて頂いた砥部焼キーホルダーと置物(?)です。



昔話のイメージやカッパと天狗を描きました。
小さな置物作りはイメージも膨らんでとても楽しかった!機会があれば大量に作ってみたいです!

2つ目は坪内家敷地内にある森本泰二郎先生の版画館にお邪魔して、シルクスクリーンプリントで手ぬぐいを制作しました!
題は「カッパと天狗、竜と桃の花」です。竜は坪内家にある大きなクスノキ通称「クスクスさま」の幹が竜になったことを想像して描きました。



森本先生やメンバーのみんなに手伝ってもらってなんとか刷り上がり販売することが出来ました。ありがとうございました!!

そして今回の展示作品がこちらです。



題名を「わらべうた」といいます。
描いたものはやっぱり天狗とカッパと竜です。今回はカッパと天狗と竜にずいぶんお世話になりましたが、どこからやってきたのかというと2年前のとべぶんプロジェクトの時にイベントの内容を伝える冒頭文に使っていた言葉「カッパと天狗は仲良しだ」というフレーズからです。いざ作品を作ろうとした時に、なぜかふっと頭に浮かび離れなくなったので登場させることにしました。
「あの時のわれりゃ」という大きなテーマがあり、みんなそれぞれに思い思いの「あの時」から創造し作品にしていました。私は今年、みんなの作品に少なからず前向きな意思ようなものがあると思いました。イベントを立ち上げる時、「誰のために」「なんのために」ということをあらためてみんなで話し合いました。作品は道具じゃないので実用的な、役に立つものじゃありません。だけど、エゴかもしれないけど考えました。その「考えた」が、そんな風に作品に現れていたんじゃないかなって後になって思います。まだまだ考えることはつきません!
「わらべうた」は、去年に引き続きイベント終了後の現在も坪内家に飾らせて頂いています。
また坪内家にいく機会がある方はぜひごらんください!(何かのイベントで外している場合もあります。)
考えてばっかりにならず絵の描き方も、展示の仕方も、いろいろと勉強せねばと思います!

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