キッズハウス作り、岩手、ヤルキタウンにて Diary 2014年09月23日 9/12から14まで、去年も参加させて頂いたCRAFTMAN世田谷さんの東北応援バスツアーに参加してきました。 今年は1日目、去年台風が来て途中になってしまった仮設住宅の近くに建てるキッズハウス作りの続きをしました。思い出しながら作っているときの様子などをイラストを描いてみました!作っている最中も子供達が遊びにやってきてペンキだらけになって帰っていきました。仮設住宅は学校のグラウンドなどに建てられていて、子供が思い切り遊べる場所がないそうで、ペンキが乾くのを待ってられないといった様子でした。たくさん遊んでくれるといいなあ。 ベンチにはあそびにきてくれていた男の子のリクエストでドラゴンを!そして背中に子供たちを乗せてみました。だけど男の子のイメージしていたドラゴンとはちょっと違っていたみたい。子供の頭の中にはその子だけのドラゴンがあるんだなあ。だけど私は私の中のドラゴンを!これで許してもらいましょう。2日目はヨットクルージングで大船渡の海を渡り、気仙丸という木製の船を棟梁たちに案内してもらったり、地元の方にガイドをして頂き津波の爪痕がのこる建物の見学をさせてもらい、最後に震災時の津波が町に押し寄せてくる映像を観させていただきました。これは現在作られている防波堤と、地盤をあげるために土を山から切り崩して運んでいるところ。これらができることによって街の眺めはずいぶん変わるだろうなあと思います。この建物は津波によって壁紙まで削り取られ、引き波の時に瓦礫とともに水道管や鉄骨の部分まで破壊されている跡があります。現在の大船渡の海はとても穏やかで、きれいで、牡蠣の養殖もすっかり始まっていてとても美しい眺めでしたが、映像で見た物凄い瓦礫でいっぱいだったことを思うと、色んな気持ちでいっぱいになりました。気仙丸はそんな津波の中でほとんどの船がダメになってしまった中無事だった船です。鉄の釘じゃなく全て木で組まれていました。所々にある印の「イロハ」「右左」の文字もかっこよかった。 津波の映像は前にもテレビなどで少しは見たことはあったのですが、町の様子を観て来たあとに、実際に町の人が逃げて行く途中に撮ったものを観ると、恐ろしくてたまりませんでした。その日のお昼ご飯は地元の方が、海でとれた秋刀魚の塩焼きとつみれ汁をご馳走してくださりました。映像を見たあとで胸がいっぱいでしたが、一緒に食べていたおじちゃんが、「海は津波みたいに恐ろしいこともあるが、こんなに美味しいものもとれるからなあ」と言っていました。本当にすごく美味しかったです。みなさんありがとうございました。 PR