9月 岩手県、震災跡地の仮設住宅にて Diary 2014年03月26日 昨年9月半ば、岩手の仮設住宅の団地敷地内に子供が遊ぶ遊具をつくるボランティアに参加してきました。このボランティアは、震災当初から現地へ足を運んで支援活動をしていたCRAFTMAN世田谷という木工の職人さんたちが、子供たちの遊び場がないことに気がつき企画されたそうです。土台のデッキを作る班、壁を作る班、色を塗る班などに分かれてベテランの人も初心者の人も一生懸命作りました。私は壁に絵を描く班を任せてもらえました。その土地に所縁のある絵がいいなと思い、小学校で習った、宮沢賢治の「なめとこ山の熊」や「やまなし」「銀河鉄道の夜」を思い出しながら図案を決めてみんなで描きました。 遊具を作るだけでなく、実際に津波の被害があった場所を見に行ったり、そこに暮らす人たちに、その時のことや、今の暮らしのことなどを聞いたりすることもできました。震災前に家やお店があった町は、今ではところどころに瓦礫の山があったり、津波の波の高さが分かるような建物がぽつりとあるだけで、あとはいっぱいに草花が生え草原のようになっていました。仮設住宅団地にいた人も子供たちも、お食事処であった人もみんな力強く生きていて、こっちのほうが勇気づけられました。お話しをしてくれたおじさんは、悲しみにくれるどころか、近いうちに大きな地震がくるといわれていたのに備える事ができていなかったことを反省していました。これから大地震がくるであろうと言われている地域はまだあります。私が住んでいる愛媛県もそうです。しっかりと備えて、自分のことは自分で守れなければならないと、話して下さいました。帰り際にお世話になったおばちゃんにかわいい真赤なミニアサガオの花とオシロイバナの種をもらいました。パッと咲いたところを見ると元気をもらえました!お世話になったみなさまどうもありがとうございました! PR